【高配当特集】第一実業は地合い悪化の影響で反落だが切り返し、高配当利回りも注目点

2014年2月14日 09:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■第一実業<8059>(東1)

 機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価は、全般地合い悪化の影響を受けて1月の戻り高値圏から一旦反落したが、切り返しの動きを強めている。設備投資需要の増加期待に加えて、足元で4%近辺の高配当利回りも注目点であり、3月期末に向けての配当権利取りで出直り展開だろう。

 機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業を展開している。13年5月発表の新経営計画「AIM2015」では最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げ、グローバルビジネスを積極展開する方針だ。

 新規事業としては、植物工場システムの販売に関するプロジェクトを立ち上げて埼玉県入間郡にパイロットプラントを建設した。また茨城県笠間市の発電所に続く2箇所目のメガソーラーとして14年3月には長野県飯田市で太陽光発電事業が運転を開始予定。メーカーと共同でプリント基板レーザーはんだ付き装置や、小型バイナリ―発電装置の開発を進めるなど開発投資にも積極的である。

 2月4日発表の今期(14年3月期)第3四半期累計(4月~12月)連結業績は前年同期比3.2%減収、同29.0%営業減益、同27.0%経常減益、同34.9%最終減益だった。アジア地域における電子部品実装関連設備の販売減少などで営業減益だったが、自動車関連や製薬関連は堅調のようだ。セグメント別に見るとプラント・エネルギー事業は同4.4%増収、エレクトロニクス事業は同0.4%増収、産業機械事業は同8.8%減収、海外法人は同5.0%減収だった。

 通期の見通しは前回予想(5月10日公表)を据え置いて、受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。自動車関連や製薬関連の設備案件が堅調であり、円安メリットも期待されるだろう。また来期(15年3月期)は、設備投資需要の増加が追い風となって好業績が期待される。

 なお株主還元については継続して配当を実施している。06年3月期には配当の基本方針を「安定継続配当」から「業績に応じた適正配当」へ変更し、単体利益に対して30~50%を配当性向のメドとしている。今期の配当は創立65周年記念配当3円を含めて年間18円(第2四半期末10円、期末8円)の予定だ。

 株価の動きを見ると、13年6月安値圏380円台から反発後は着実に水準を切り上げる展開で、1月16日と1月21日には493円まで上伸した。その後は全般地合い悪化の影響も受けて2月上旬に420円台まで調整したが、2月12日には450円近辺まで戻して切り返しの動きを強めている。リスク回避の売りは一巡したようだ。

 2月12日の終値448円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円67銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は4.0%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS545円78銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると2月上旬の急反落は26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて反発した。サポートラインを確認した形だろう。指標面の割安感の強い出遅れ銘柄として注目度を増し、出直り展開だろう。

・コード:8059 ・市場:東証1部 ・売買単位:1000株 ・決算期:3月 ・株価:440円(2月13日) ・配当:年間18円(9月末10円、3月末8円) ・1単位投資金額:440円×1000株=440000円 ・1単位投資利回り:18円×1000株=1万8000円             1万8000円÷440000円=4.0% (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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