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【木村隆のマーケット&銘柄観察】アライドアーキテクツは成長事業モデルへの評価が高い
アライドアーキテクツ <6081> (東マ)は、押し目買い流入で動きに底堅さが生まれ、下げ止まりから出直り相場を模索する展開に入りつつある。昨年11月29日の上場に際しては公募価格1700円に対し初値が5600円と新規上場人気が爆発した。同社の先行きの成長性が高く評価されたことを示している。
同社はソーシャルメディア向け、マーケティングプラットフォーム「モニプラ」を運営しており、国内最大級の実績(ご支援企業数、利用ユーザー数)を誇る。2011年12月期に開始したモニプラFacebookを牽引役に、業績は急成長を開始した。
前2013年12月期の第3四半期累計決算は売上げ12億3300万円(前年同期未公表)、営業利益2億2600万円(同)となり、通期では売上げ18億600万円(前期10億7400万円)、営業利益3億300万円(同1億6300万円)の大幅な増収、増益を見込んでいる。
販促を行いたい顧客企業は「モニプラ」上でキャンペーンなどを告知、サイトに無料登録した会員が自身の好みに合わせてキャンペーンなどに参加し、その感想を自身のソーシャルメディアに書くことでクチコミ(評判)による宣伝効果が得られる仕組み。
商品モニター企画やアンケート調査、ネット座談会などのキャンペーン作成機能に加え、キャンペーンに参加した会員のデータ蓄積や会員向け情報発信するファンサイト作成機能なども持つ。
2011年12月期には400万円の営業損失を計上していたが、2012年3月期に営業利益1億6300万円の黒字へ転換、前期は同3億300万円へ急向上している。
国内ではSNS利用者数及び利用時間が増加しており、このトレンドは長期継続すると考えられている。それは、ソーシャルメディアに対する企業ニーズの増加につながり、使い易くて効果的なプラットフォームに対する需要がさらなる広がりを持つことになる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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