ウェザーニューズとJAXA、小型航空機の運航管理で共同研究 災害時の救援活動迅速化を目指す

2014年1月31日 16:56

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ドクターヘリやDMAT車両の位置情報と気象情報をウェザーニューズの運航判断支援ツール「FOSTER-GA」上で一元化した様子(平成25年内閣府広域医療医療搬送訓練時)

ドクターヘリやDMAT車両の位置情報と気象情報をウェザーニューズの運航判断支援ツール「FOSTER-GA」上で一元化した様子(平成25年内閣府広域医療医療搬送訓練時)[写真拡大]

 ウェザーニューズと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、災害救援航空機の迅速な救援活動と安全運航を実現するための共同研究を1月から開始したと発表した。

 両社によると、今回の共同研究では、被災地に集結したドクターヘリや消防防災ヘリコプターなどの災害救援航空機を一元的に管理できる技術の研究開発を目指す。

 特に、大規模災害発生時に地上の災害対策本部や運航拠点などの拠点間の連携を円滑化し、災害救援航空機が迅速に救護・救援活動を行なえるように貢献することが期待されるという。

 研究内容として、ウェザーニューズの機内持ち込み型動態管理システム「FOSTER-copilot」や、JAXAの「災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)」などの独自技術を活用し、実験用ヘリコプターやドクターヘリなどを利用して飛行実験を実施し、システムの有効性を評価・実証する。

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