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アジュバン 第3四半期営業利益の進捗率98.4%、優待制度変更で株主増加促進を図る
*15:15JST アジュバン---第3四半期営業利益の進捗率98.4%、優待制度変更で株主増加促進を図る
美容室向けなどに化粧品を企画・販売するアジュバンコスメジャパン<4929>は24日、2014年3月期第3四半期(2013年3-12月)決算を発表。売上高が前年同期比0.7%増の36.19億円、営業利益が同0.8%増の9.83億円、経常利益が同6.7%増の9.89億円、四半期純利益が同10.0%増の5.89億円だった。
区分別の売上高では、スキンケア商品が前年同期比5.5%増の17.77億円。肌の乾燥対策を目的としたケア商品の提案やキャンペーン実施により、保湿に特化した美容液などが好調に推移した。ヘアケア商品の売上高は同2.5%減の20.30億円。業務用商品やスタイリング剤が好調だったが、昨年のヘアケアリニューアル時の特需には届かなかった。また、クラウド型経営サポートシステムのMAPシステムについては、導入後のサロンフォローや導入見込サロンを対象とした説明会等を全国各地で行った結果、同1.9%増の1.16億円だった。
通期計画については、売上高が前期比2.8%増の45.94億円、営業利益が同1.1%増の9.99億円、経常利益が同2.0%増の9.94億円、純利益が同5.8%増の5.64億円を見込む。通期計画に対する第3四半期営業利益の進捗率は98.4%、純利益については超過達成となっているが、大型イベント(毎年2月開催)費用発生のため、期初計画を据え置いた。
なお、併せて株主優待制度の変更を発表。株主の増加促進を図ることを目的に、従来の保有株式数200株以上~2,000株未満(5,000円相当の自社商品)、2,000株以上(10,000円相当の自社商品)から、保有株式数を100株以上~1,000株未満(5,000円相当の自社商品)、1,000株以上(10,000円相当の自社商品)にそれぞれ変更している。
アジュバンコスメジャパン<4929>は、理美容室やエステティックサロンを通じて、一般消費者向けに化粧品を提供するファブレス企業。ヘアケア、スキンケア商品を中心にメイクアップ化粧品も取り揃えるほか、来年度以降、業務用カラー剤、パーマ剤にも順次参入する予定である。《FA》
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