20日の香港市場概況:4日ぶり反落で23000割れ、短期金利の上昇で流動性懸念が再燃

2014年1月20日 17:39

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記事提供元:フィスコ


*17:39JST 20日の香港市場概況:4日ぶり反落で23000割れ、短期金利の上昇で流動性懸念が再燃

20日の香港市場では主要指数のハンセン指数が4営業日ぶり反落となり、前営業日比204.40ポイント安(-0.88%)の22928.95で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同127.12ポイント安(-1.25%)の10040.16、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同35.55ポイント安(-0.80%)の4407.74だった。

ハンセン指数は終日軟調に推移し、前営業日に回復した節目の23000を再び割り込んだ。中国本土株の下落が投資家心理を冷やしたほか、月末からの旧正月連休を前に流動性ひっ迫懸念が再燃した。中国の国内総生産(GDP)発表後には下げ幅を縮める場面も見られたが、この日の中国金融市場で短期金利が大幅に上昇したことから、後場には一段と下値を切り下げた。

なお、中国国家統計局が発表した昨年10-12月期のGDPは前年同期比7.7%増で着地。成長率は前の期の7.8%からやや減速したが、市場予想の7.6%をやや上回った。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株がさえない。中国工商銀行(01398/HK)が2.05%安、中国建設銀行(00939/HK)が1.82%安で引けた。中国人民銀行(中央銀行)が1月の銀行融資の伸びに警戒感を示したことが弱気材料。また、中国の金融市場で、7日物の上海銀行間取引金利(SHIBOR)など短期金利が大幅に上昇したことが警戒された。

半面、レノボ(00992/HK)が1.39%値上がり。モルガン・スタンレー(MS)による目標株価の引き上げが手掛かりとなった。また、サンズ・チャイナ(01928/HK)が0.62%上昇。同業の銀河娯楽に比べた出遅れ感から買いが入った。このほか、親会社による買い支えを発表した中国石油化工(00386/HK)は1.32%上昇した。

その他の個別銘柄では、海爾電器(01169/HK)が6.54%安と大きく下落。米投資ファンドのカーライル・グループが、保有する同社株1億株を売り出すと報じられている。一方、ファースト・トラクター(00038/HK)など農業関連が高い。中国政府は週末、1年間の最重要政策課題を示す「中央1号文件」を発表し、農業現代化の加速などを掲げた。《KO》

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