中小型株への物色がメインに【クロージング】

2014年1月20日 16:18

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記事提供元:フィスコ


*16:18JST 中小型株への物色がメインに【クロージング】

20日の日経平均は続落となり、92.78円安の15641.68円(出来高概算22億2000万株)で取引を終えた。円相場がやや円高に振れるなか、輸出関連などへの利益確定の売りが先行した。20日の米国市場がキング牧師の誕生日で祝日となることもあり、海外勢のフローも減少。また、任天堂<7974>が下方修正の発表が嫌気されて一時18%超の下げとなるなか、本格化する決算発表を前に様子見ムードも強まった。

日経平均は前場半ばに一時15574.23円まで下落。ただ、注目された中国10-12月GDPは前年比7.7%増と、市場予想(7.6%増)を若干上回った。ファナック<6954>が後場に入り反転をみせたほか、コマツ<6301>なども上げ幅を広げるなど、中国の経済指標を手掛かりとした流れもみられた。

日経平均は続落となったが、東証1部の騰落銘柄は値上がり数が全体の過半数を占めている。規模別指数では大型、中型株指数はマイナスだったが、小型株指数は終日プラス圏での推移。東証2部指数、ジャスダック平均が昨年来高値を更新したほか、マザーズ指数は昨年5月以来の1000ptを回復しており、個人主体の中小型株物色は活発である。米国市場の休場によって明日も同様の相場展開になりそうであり、中小型株への物色がメインになりそうである。《KO》

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