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【中国の視点】貿易・経済大国の次は強い通貨、中国の「金準備」は着々拡大
記事提供元:フィスコ
*08:06JST 【中国の視点】貿易・経済大国の次は強い通貨、中国の「金準備」は着々拡大
中国の金準備量について、2500トンから5000トンになると予測されている。中国政府が最後に発表したデータは2009年の1054トンだった。それから4年間の大量取得などを受け、現時点ではすくなくとも世界の3位に浮上しているとみられている。
中国政府が金準備量を公表しない理由について、大量に買っている情報が外部に流出した場合、金価格の急上昇につながる恐れがあると分析された。また、金価格の上昇や中国による脱米ドル化の進行などを受け、米ドルの急落につながる可能性があるため、世界一の米国債権国である中国にとってリスクは高すぎると指摘された。
専門家は、中国政府が人民元国際化の推進や脱米ドルを加速させるため、米国の保有量(約8000トン)以上の金準備を拡大すると予測。とはいえ、脱米ドルが長期的な戦略であり、緩やかな人民元国際化が望ましいため、中国政府は今後も金準備の非公開を続けるとの見方を示した。《ZN》
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