バーバリーなど国際トップブランドの子供服から有害物質検出、3割が中国製

2014年1月15日 12:15

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記事提供元:フィスコ


*12:15JST バーバリーなど国際トップブランドの子供服から有害物質検出、3割が中国製
国際自然保護連合(IUCN)が発表した最新報告によると、バーバリーやアディダス、ディズニーなど国際的なトップブランド12社の子供服から有毒有害物質を検出し、これら子供服の3割が中国で作られたという。

発表されたデータによると、上記12社が提供した子供服のうち、61%からフェノールポリオキシエチレンエーテル(NPE)の残留物を検出したという。うち3社の残留量は1キロあたり1000ppmを超えた。IUCNは、これらブランドがホームページ(HP)で化学物質の管理政策を公表しているが、詳細な計画が示されておらず、有害物質に関する情報も乏しいと批判した。

なお、NPEは人工化学物質であり、紡織品の生産などに応用されている。NPEの分解生成物ノニルフェノール(NP)の毒性が強いため、水生生物の内分泌機能を乱すリスクがある。《ZN》

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