【木村隆のマーケット&銘柄観察】アライドアーキテクツは業績相場のポテンシャル大きい

2014年1月14日 12:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アライドアーキテクツ <6081> (東マ)は再上昇への態勢が整いつつある。同社は、ソーシャルメディアを活用した販促支援サービスを展開している。その成長への期待から、昨年11月29日の新規上場の際は、公募価格1500円に対し5600円という、ロケットスタートを切った。人気が爆発的であったため、以後はその熱を冷やすために一呼吸入れていた。

  しかし、ベトナム市場に参入し、SNSの「フェイスブック」を使った小売業の販促キャンペーンの支援を始めると、伝えられたことをきっかけに買い直され、1月9日には6600円と上場直後の高値12月2日の6090円を更新した。同社の成長への期待が潜在的になお高いことを示しており、それが実際の業績数字として表れるにつれ、見直し人気もさらに高まるポテンシャルがうかがえる。

  同社は、インターネットを利用したウェブサービスの運営等を通じて、顧客企業にソーシャルメディアマーケティングを支援している。具体的には、顧客企業と会員ユーザーがインターネット上で交流するファンサイトモール「モニプラ ファンブログ」を運営。そこでは、客企業のマーケティングや販売促進等の支援を行っている。顧客企業が自社商品を会員ユーザーに提供し、商品のレビューや感想を投稿する商品モニター企画や、顧客企業が会員ユーザーにアンケートを実施し、会員ユーザーからの回答や情報を商品開発に利用するアンケート等を、「モニプラ ファンブログ」上でキャンペーンを開催している。

  他方、会員ユーザーは「モニプラ ファンブログ」上で開催されている顧客企業のキャンペーンから好みのキャンペーンを選択し、参加することが可能である

  ここ数年の業績推移を見ると、2011年12月期には営業利益は400万円の損失を計上していた。それが、2012年12月期には1億6300万円、2013年3億300万円と、まだ飛躍の緒についたばかり。従って、業績相場もまだスタートを切ったばかりと思われる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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