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注目銘柄ダイジェスト(前場):日揮、商船三井、大日本住友製薬、ラウンドワンなど
*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):日揮、商船三井、大日本住友製薬、ラウンドワンなど
日揮<1963>:4072円(前日比+67円)
反発。カナダでLNG設備の建設を受注したと報じられている。総事業費は1兆円に達し、同社の受注分は約5000億円とされている。期待案件の一つではあったが、受注獲得が確実といえる状況ではなかったこと、受注金額が想定よりも大きいとの見方があることなどから、ポジティブに捉えられる状況となっている。今後も獲得期待の高い大型案件も幾つか抱える状況でもあるようだ。
商船三井<9104>:455円(同-17円)
大幅続落。バルチック指数の大幅な下落が売り材料につながっている。年初から下落基調が続いているものの、先週末は前日比で11.4%、昨日は同7.7%と下落ピッチが一段と加速化する状況に。昨年末から8営業日での下落率は38.7%にも達している。コロンビア政府による石炭の輸出規制強化などが急落の一因とも捉えられているようだ。
大日本住友製薬<4506>:1792円(同-114円)
大幅反落。先週末は、米企業による脂肪肝炎治療薬の良好な試験結果発表が好感されて急伸、本日は利食い売りの動きが強まる展開に。また、droxidopaの審査資料がFDAから開示されているが、FDAでは臨床データに厳しい見解を示しているもよう。導出先企業の株価は先週末に急落している。野村では、直近の株価上昇が急であったため、ネガティブなニュースによって、一時的に株価が軟調となる可能性と指摘している。
ラウンドワン<4680>:933円(同+66円)
急反発。先週末に発表した月次動向がプラス材料視されている。12月の既存店売上高は前年同月比1.8%増となり、21ヶ月ぶりのプラス転換となったもよう。11月末から国内全店舗で割安感を打ち出した料金体系を導入しており、これに伴う来場者の増加などが既存店回復の背景になっているようだ。バランスシート改善の進展と合わせて、収益回復への期待も高まる格好に。
コスモス薬品<3349>:12260円(同+610円)
急反発。同社は先週末に上半期の決算を発表、営業利益は94.3億円で前年同期比13.4%増益、従来予想の80.7億円を大きく上回り、一転して2ケタ増益決算となっている。粗利益利率の大幅な改善が業績上振れの主因に。ゴールドマン・サックス(GS)ではコンビクション買いを継続、目標株価を13000円から13500円に引き上げている。
バンダイナムコHD<7832>:2225円(同-93円)
大幅反落。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「買い」から「中立」に格下げしていることがマイナス材料視されている。目標株価は2300円に設定のようだ。7-9月にネイティブアプリゲームの収益貢献が始まって以降、株価は大きく再評価されており、来期は最高益更新の可能性も高いが、株価水準の割安感は解消したと考えているもよう。
ローツェ<6323>:738円(同+100円)
ストップ高。3-11月期売上高は前年同期比55.9%増の98.8億円、営業利益は同5.4倍の9.5億円と大幅な増収増益となったことが好感されている。台湾の主要取引先をはじめ、国内外で積極的な半導体設備投資を行う取引先から、主力製品のウエハソータやEFEMなどの受注が増加した。なお、iPS細胞をはじめとする自動細胞培養を実現するためのバイオ・オートメーション用スケジューリング・ソフトウェアパッケージを開発し、昨年11月から販売を開始するなど、新製品の展開にも注力したとも。
MDNT<2370>:45700円(同+2400円)
買い優勢。米Argos社と、細胞医療製品に関するライセンス契約を締結したと発表したことが材料視されている。Argos社が開発している転移性腎細胞がんを対象とする細胞医療製品「AGS-003」に関するライセンス契約を締結。「AGS-003」は、2011年にノーベル生理学・医学賞を受賞した米国ロックフェラー大学のラルフ・スタインマン教授の技術が用いられた細胞医療製品と。
ANAP<3189>:1902円(同-164円)
上場来安値更新。9-11月期営業損益は6300万円の赤字、最終損益は4000万円の赤字となったことが嫌気されている。昨年10月中旬まで続いた台風や記録的な残暑による天候不順の影響のほか、物流改革に伴う二重経費の発生などが重しとなったようだ。なお、インターネット販売事業の拡大策として、「ZOZOTOWN」サイトへの出店などを行ったと。
ウエストHD<1407>:1549円(同-31円)
売り優勢。再生可能エネルギーの2014年度の買い取り価格について、太陽光の買い取り価格を2年連続で引き下げる方針と伝わったことが嫌気されている。13年度は太陽光の価格を36円へ1割引き下げたが、パネルなどの値下がり分だけを価格に反映させ30円台前半で決着する公算が大きいと。
いちごHD<2337>:387円(同+8円)
買い優勢。先週末に第3四半期決算を発表し、3-11月期営業利益は前年同期比2.7倍の32.0億円と大幅増益で着地したことが好感されている。また、同時に16年2月期までの中期経営計画を公表し、営業利益を114億円まで拡大させる方針を掲げている。2020年東京オリンピック開催に向けたバリューアップ案件の不動産投資拡大などを掲げており、中長期的な業績拡大期待も支援材料に。
サイバーエージェント<4751>:4455円(同+150円)
しっかり。同社やミクシィ<2121>、クルーズ<2138>、ファンコミ<2461>など、ネット関連株の一角が堅調に推移している。先週末の米雇用統計を受けて、為替市場では対ドル、ユーロで急速に円高進行となっており、内需系のネット関連には資金が向かいやすいようだ。また、マッコーリーが投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を6000円まで引き上げたことも支援材料に。《KO》
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