今週の日本株見通し:円高反転や決算発表見極めなどで足踏みムードが続く公算も

2014年1月14日 07:07

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記事提供元:フィスコ


*07:07JST 今週の日本株見通し:円高反転や決算発表見極めなどで足踏みムードが続く公算も

米雇用統計の下振れを受けて為替市場では円高が進行、連休明けの東京市場は売り優勢のスタートが予想される。また、今週からは米国主要企業の決算発表がスタート、米国株式市場も様子見ムードが強まっていくことが想定される。東京市場も足踏み状態を続ける可能性があろう。米国では、JPモルガン、ウエルズ・ファーゴ、バンカメ、ゴールドマン、シティ、モルガンなど主要金融機関の決算発表が集中するほか、16日にはインテルの発表も予定されている。金融各社は総じて順調な決算が想定され、国内金融関連株の支援材料につながる可能性はあろう。

海外長期資金の流入をけん引役に、先週強い動きを見せた主力株には引き続き関心が高まる公算。米小売売上高の動向次第では、民生エレクなどのさらなる支援材料にも。設備投資関連株も今年の相場で期待感が高く、機械受注や工作機械受注の動向が注目されるところ。CES2014の開催で先週は関連株の一角に関心が高まる場面も見られたが、今週からは北米国際自動車ショーが開幕する。自動車や自動車部品関連の刺激材料につながっていく可能性なども注目したい。

今週の決算発表では、ウエストHD<1407>の決算内容が太陽光関連銘柄などにどういった影響を与えるか注目。全般的に第3四半期決算発表の接近で観測報道なども増加してこよう。なお、先週末には新興市場の人気銘柄であるマイクロニクス<6871>に格下げの動き、電池関連銘柄の動向に影響を与えるリスクもあろう。《FA》

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