システム ディ クラウド型サービス好調、売上、営業利益とも計画を上回る

2013年12月24日 08:46

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記事提供元:フィスコ


*08:46JST システム ディ---クラウド型サービス好調、売上、営業利益とも計画を上回る

学園向けトータルソリューション等業種・業務特化パッケージビシネスソフトを展開するシステム ディ<3804>は16日、2013年10月期決算を発表した。売上高は前期比11.4%増の21.71億円、営業利益が同423.0%増の1.41億円、経常利益は同654.4%増の1.32億円、純利益が1.32億円(前期は1.85億円の赤字)の黒字に転じた。パッケージソフト販売増加と原価率の低いサポートサービスのランニング収益の増加、クラウドサービスの提供拡大に伴うランニング収益が期首計画を上回り、コスト削減効果も含めて、営業利益、経常利益および純利益が計画を上回った。

学園ソリューション事業では、業者間の競争は厳しい状況のなか、主力製品である「キャンパスプラン.NET Framework」を大幅に機能強化したVer7.0が、私立大学を中心としたユーザへのパッケージ販売本数を伸ばした。また、同製品に係るサポート契約数・サポート売上高も順調に増加している。ウェルネスソリューション事業では、会員管理システム「Hello ASP」等のクラウド型サービスが好調。公教育ソリューション事業については、公立小中高校を対象とした校務支援サービス「School Engine」を提供。県教育委員会による集中管理型の大型案件の受注のほか、市町村立小中学校へのクラウド型サービスが好調だった。

また、本年1月より始めた公会計ソリューション事業も、公会計改革の機運の高まりの中で予定以上のパッケージソフトを販売した。ソフトエンジニアリング事業は、「規程管理システム」クラウド版のサービス提供が拡大し、期中の新規顧客獲得数は過去最高となった。

14年10月期については、売上高が前期比11.0%増の24.10億円、営業利益が同15.3%増の1.63億円、経常利益が同13.4%増の1.50億円、純利益が同8.1%増の1.43億円を見込んでいる。従来マーケット(学校法人・フィットネスクラブ等の健康増進施設)に属する個人(学生・生徒・会員等)や関係者へのスマートフォン等を利用したBtoBtoCのサービスの開発に着手し、早期にリリースを目指す計画である。《FA》

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