NYの視点:円の売り持ち高は07年7月以来の高水準を維持、米10年債利回り3%がレジスタンス

2013年12月21日 07:02

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NYの視点:円の売り持ち高は07年7月以来の高水準を維持、米10年債利回り3%がレジスタンス

12/17付けのシカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで円の売り持ち高は前週から小幅増加した。2007年7月以来の高水準近辺を維持している。

■来週のポイント

来週は欧米市場がクリスマス祭日絡みで数日休場となるため参加者が限られ、相場の動きも鈍る。ただ、米国連邦準備制度理事会(FRB)が1月から量的緩和第3弾(QE3)の規模を縮小することを決定したため、米国の金利先高感に伴うドル買いは継続すると考えられる。

金融政策の不透明感が払拭したほか、「QE縮小は米国経済の改善の証拠」との見方、超党派の予算案合意を受けて米国の財政問題への不透明感も緩和したことが引き続きプラス材料となる。来年度も米国の株式相場の続伸が予想されこれに連れた円売りも継続すると考えられる。ドル・円も一段の上昇が見込める。

大恐慌を生涯の研究課題とし「景気が回復してもしばらくは緩和策が必要」と強調してきたバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が5月に緩和策解除の道筋を提示したことは市場にサプライズとなった。直後に米国債券相場は急落し、利回りは急伸した。長期金利の急伸に驚いた米連邦準備制度理事会(FRB)は上昇ペースを緩めるべく、「政策金利を引き締めるまでには相当の時間がかかる」と市場の説得にあたった。

再三にわたる「QE縮小は金融引き締めを意味するものではない」とのバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の説得のかいもあり、米FRBが実際に量的緩和第3弾(QE3)の縮小に踏みきった後の米国債券相場の動きは安定している。10年債利回りは3%が強いレジスタンスとなり2%台を維持している。米連邦準備制度理事会(FRB)の戦略は成功したと言える。

*日本円
ネット・円売り持ち:-130,223(12/17)←円売り持ち:-129,711(12/10)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)

*ユーロ
ネット・ユーロ買い持ち:+27,923(12/17)←ユーロ買い持ち: +15,930(12/10)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)

*ポンド
ネット・ポンド買い持ち:+17,825(12/17)←ポンド買い持ち:+18,429(12/10)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)

*スイスフラン
ネット・スイスフラン買い持ち:+11,955(12/17)←スイスフラン買い持ち: +11,998(12/10)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)

*加ドル
ネット・加ドル売り持ち:-65,500(12/17)←加ドル売り持ち:-57,514(12/10)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)

*豪ドル
ネット・豪ドル売り持ち:-51,653(12/17)←豪ドル売り持ち:-45,850(12/10)

*NZドル
ネット・NZドル買い持ち:+5,673(12/17)←NZドル買い持ち:+8,553(12/10)

*メキシコペソ
ネット・ペソ買い持ち:+15,650(12/17)←ペソ買い持ち:+22,530(12/10)(直近買い持ち高最高:08年2/29+125,000)《KO》

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