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注目銘柄ダイジェスト(前場):北洋銀行、リコー、ダイハツ工業など
*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):北洋銀行、リコー、ダイハツ工業など
北洋銀行<8524>:430円(前日比+31円)
急伸。公的資金1000億円を来年3月から1年以内で完済すると発表、評価材料につながっている。リーマンショック後に資本注入を受けた銀行が、公的資金を完済するのは初めてとなるもよう。従来の完済予定18年3月期を大幅に前倒しする形に。公的資金返済後も自己資本比率は10%以上を確保する見通しであり、想定以上のスピードでの財務基盤の強化が評価される格好。
リコー<7752>:1064円(同-59円)
大幅に5日続落。メリルリンチ(ML)では業績予想を下方修正、当面は低調な株価推移が予想されるとの見方。新製品立ち上げの苦戦に伴う複写機出荷台数下振れを背景に、10-12月期営業利益は340億円にとどまると予想、通期予想は会社計画1400億円に対して従来の1360億円から1260億円に減額している。市場コンセンサスは1320-1330億円レベルとみられる。
ダイハツ工業<7262>:1726円(同-34円)
さえない。シティでは投資判断を「2」から「3」に格下げしている。ルピア安と競争激化によるインドネシア事業の収益悪化、消費税増税による国内事業の販売数量減、先行投資負担の増加などから、来期は2ケタ減益となり、市場コンセンサスを大幅に下回ると予想しているもよう。営業利益は今期予想比17%減の1200億円を予想。
アサツーDK<9747>:2482円(同+154円)
急伸。年間配当予想の引き上げを発表、買い材料視されている。従来予想の20円から132円にまで上方修正、前期比21円の増加となる。投資有価証券売却益28億円を特別利益に計上、株主還元を厚くするもようだ。配当利回りは5%を超える高水準にまで上昇する。なお、メリルリンチ(ML)では、業績トレンドが相対的に大きく見劣りしている時期に実施すべき戦略であるかは、社員のモチベーションを考えると疑問であるとしている。
大同特殊鋼<5471>:519円(同-17円)
軟調。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も570円から430円に引き下げている。円安の継続、電力費上昇、鉄スクラップ価格の上昇などが利益を圧迫、業績はコンセンサスを下回る可能性が高くなったと判断しているようだ。また、CSでは愛知製鋼<5482>の投資判断も同様に格下げしている。
オンコリスバイ<4588>:2850円(同+200円)
買い優勢。腫瘍溶解ウイルスOBP301(テロメライシン)に関する物質特許が、欧州で特許査定を受けたと発表したことが材料視されている。「OBP301」は、ヒトアデノウイルス5型のE1領域にテロメラーゼプロモーターを組み込んだ制限増殖型の腫瘍溶解ウイルスと。なお、今期業績への影響はないとしている。
セプテーニHD<4293>:1229円(同+94円)
買い先行。14年9月期営業利益は前期比26%増の20億円前後となり、3期連続で最高となりそうだと報じられたことが材料視されている。フェイスブックやツイッターなど交流サイト向けの広告が堅調で、売上高に占めるスマホ向け広告は今期中に50%を超える見込みと。直近ではファンコミ<2461>が今期の業績予想を上方修正するなど、好業績のネット広告関連には買い安心感が高まる格好に。
UNITED<2497>:3110円(同+10円)
続伸。スマートフォンきせかえコミュニティアプリ「CocoPPa(ココッパ)」の全世界累計ダウンロード数が、リリースから約17ヵ月の12月15日時点で、1800万を突破したと発表したことが材料視されている。また、昨日は「CocoPPa」をNTTドコモ<9437>の「スゴ得コンテンツ」へ提供開始すると発表しており支援材料にも。《KO》
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