J.フロント:11月の百貨店売上は4.3%増、冬物ファッション衣料雑貨が好調、パルコ事業も2%増

2013年12月16日 17:07

印刷

記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【12月16日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 J.フロント リテイリング(東・名:3086)が16日に発表した連結営業報告によると、2013年11月度の百貨店事業の既存店売上高は前年同月比4.3%増だった。1月31日に営業を終了した大丸ららぽーと横浜と大丸新長田、銀座地区再開発のため6月30日でいったん営業を終了した松坂屋銀座店を加えた全店ベースでは同1.6%増。

 11月度は、婦人ウールコートやカシミヤのマフラー、ショートブーツなど、冬物のファッション衣料雑貨が好調に推移したほか、ラグジュアリーブランドや絵画、高級時計、宝飾品も大幅に売上を伸ばした。

 パルコ事業は同2%増。気温の低下とともに冬物衣料が活発に動いたほか、バッグ、ファッション雑貨などの身回品が好調に推移した。また、自社カード顧客を対象に各店舗で実施した顧客動員企画において、家具・家電などの高額商品の売上も伸長した。

 卸売事業の大丸興業は、包装資材や農水産品が売上を伸ばしたものの電子デバイスが苦戦。同12.5%減と大幅に前年同月の水準を下回った。クレジット事業のJFRカードは、大丸松坂屋百貨店お得意様ゴールドカードのクレジット化にともない、手数料収入が大幅に増加したため同12.1%増となった。その他事業は、J.フロント建装が松坂屋上野店の改装工事やグループ外の大型内装工事の売上を計上したことが寄与し、同7.9%増となった。
【了】

■関連記事
J.フロント:コクヨ子会社でオフィス用品通販のフォーレストを買収、高効率で機動的なフルフィルメント構築を加速
J.フロント:10月の百貨店事業売上は1.6%減、月初の高気温で秋冬物が伸びず
松竹が大幅な増収増益、ヤマダ電機が通期業績予想を下方修正、J.フロントの9月百貨店売上がプラス、ヤマダ電機が自社株買い=16日の注目銘柄

※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。

関連記事