【マーケット・銘柄Q&A】師走相場で中低位株の人気はどこへ?

2013年12月15日 12:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■例年、師走相場では中低位銘柄が人気となるのに今年はどうして違うの。

  【Q】 例年、師走相場では値段の低い中低位株が動くものです。しかし、今年は依然、値の高い株が中心です。今後、どうなりますか。

■円安傾向で値ガサ株人気が主因、1月も新指数登場で値ガサ株人気持続も

  【A】 ご指摘通り、師走相場では、『モチツキ相場』ということで中低位の材料系人気株が活躍するものです。しかし、今年は違う展開となっています。

  振り返ってみますと、今年は11月後半から、一旦、中低位株に人気が移りかけていましたが、12月に入ると再び値の高い銘柄が人気となっています。『売買単価・6日平均』(今、マーケットでどの価格帯の銘柄が売買の中心になっているかを現す指標)は、9月中旬の639円から上昇に転じ、11月28日に907円で頭を打って下げに転じたのですが、12月2日の880円で下げ止まって再び上昇に向かい、13日(金)現在では940円となっています。

  マーケットの買い人気が、中低位株に向わず、再び、値の高い株に向いている理由は『円安』です。円安→輸出関連→値の高い株、という流れとなっているのです。

  今後も値ガサ株の人気が続くかどうかは、1ドル・103円台まで進んでいる『円安』が、さらに105円、110円と進むどうかにかかっていると思います。

  ただ、足元で値の高い輸出株が全て買われているかというと必ずしもそうではありません。実際、トヨタ自動車などは上値は重く、発行済株式数の少ない小型系の値ガサ株が買われる展開となっています。今年は小型の足の軽い値ガサ株で『モチツキ相場』になっているといえるでしょう。

  こうしたことからみると、まだしばらく売買単価は上昇する可能性がありそうです。とくに、(1)円安傾向にある、(2)1月新春は例年、値の高い優良銘柄が注目されやすい、(3)来年1月6日から新指数「JPX日経400」がスタートする、などから中低位株よりも優良値ガサ株が1月も優位となることが予想されそうです。

  ただ、円安進行が止まった途端に一気に物色人気が中低位株へ変わる可能性はあると思われます。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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