関連記事
【木村隆のマーケット&銘柄観察】FOMCが注目材料、相場は上値指向の基調を継続へ
記事提供元:日本インタビュ新聞社
<相場展望>(12月16~20日)
第2週の相場は、週末にかけ若干波乱もあったが、SQの週ということを勘案すれば、底堅い展開だったと言える。13日のCMEの円建て日経平均先物は、1万5475円。第3週も堅調な水準での始まりとなる。
13日の外為市場では円が103円90銭台まで下落し、2008年10月6日以来の円安水準を記録した。輸出企業を中心に業績への安心感が増す事態が到来した割には市場の反応は鈍かった。
第3週の最大の注目点は、17~18日に開かれるFOMCの行方。金融緩和縮小開始時期の見方はなお分かれているようだが、仮に12月に量的緩和の縮小が実施されたにしても、その基本は米国経済の回復。金融緩和縮小の影響は短期で織り込むのではないだろうか。金融緩和継続なら、それはそれでリスクオンの動きが強まりそう。16日発表の12月日銀短観も改善が想定されている。
現物市場の商いが盛り上がらない中、高水準の裁定買い残をバックに、短期筋の売り仕掛けで一時的な波乱に巻き込まれる懸念はある。しかし、景気回復を背景に相場の基調は上値指向にある。(日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【木村隆のマーケット&銘柄観察】SQを控えるが、解消売りが一巡し底堅い展開に(2013/12/08)
・【相場熟者が答える投資相談】値下がりしているジェイアイエヌの対処方法(2013/12/08)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
