【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エフティコミュニケーションズは反騰の勢い加速、収益力強化に対する期待感

2013年12月10日 09:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  OA機器販売のエフティコミュニケーションズ <2763> (JQS)の株価は、強基調に転換して反騰の勢いを加速している。収益力強化に対する期待感が高まっているようだ。5月以来の2000円台を回復すれば一段と弾みがつくだろう。

  13年6月にTOBで光通信 <9435> の連結子会社となり、法人向けにビジネスホン・OA機器やLED照明機器などを販売する法人事業、一般消費者向け光ファイバ回線サービス販売やドコモショップ運営などのコンシューマ事業を展開している。収益力強化に向けて、グループ経営における事業の選択と集中、保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略としている。

  13年10月には、ベンチャー企業の支援・育成・投資事業を担う連結子会社アントレプレナーが、セキュリティ機器販売やシステムソリューションを展開するアレクソンを子会社化した。また13年11月には、持分法適用関連会社のグロースブレイブジャパンの株式を追加取得して完全子会社化すると発表した。一方で、マーキングサプライ事業(プリンタ関連消耗品販売)のハイブリッド・サービス <2743> については、13年7月にTOBに応じて株式を売却した。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比30.3%減の320億円、営業利益が同4.2%増の32億40百万円、経常利益が同3.5%増の34億円、純利益が同2.3%増の18億円としている。法人事業はLED照明機器の販売が好調であり、ストック型サービスの営業強化も寄与する。コンシューマ事業も光ファイバ回線サービス販売やドコモショップ運営が堅調のようだ。通期見通しに対する第2四半期累計(4月~9月)の進捗率は、売上高が59.0%、営業利益が50.3%、経常利益が51.8%、純利益が55.3%と順調な水準であり、好業績が期待される。

  株価の動き(10月1日付で株式100分割)を見ると、10月~11月の安値圏1100円~1200円近辺で下値固めが完了したようだ。11月中旬以降は出直りの動きを強め、さらに足元では反騰の勢いを増している。12月3日には前日比132円(7.81%)高の1824円、12月9日には前日比117円(6.87%)高の1822円まで上伸する場面があった。

  12月9日の終値1818円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS159円09銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を換算した年間40円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を換算した連結BPS528円30銭で算出)は3.4倍近辺である。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するプラス乖離率が拡大して目先的な過熱感はあるが、週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を突破して強基調に転換した形だ。5月21日以来の2000円台を回復すれば一段と弾みがつくだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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