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【木村隆のマーケット&銘柄観察】ライフフーズは和食見直しの流れに乗る、価格値戻しが進む
ライフフーズ <3065> (JQS)に見直し人気が回り、順調に価格値戻しを進めている。ここへきて、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産として「和食=WASHOKU」の正式登録が決まり、和食中心のレストランを展開している同社に好感買いの流れが波及してきている。外国人観光客の増加などと相まって、和食見直しの流れは継続的なものになる可能性もありそう。
業績も順調に推移している。今2014年2月期の8月中間決算は、売上げが63億5700万円から62億9400万円(前年同期61億8600万円)へ、若干の減額となった。ただ、これは、新規に4店舗の出店を想定していたのに対し、実績が1店舗にとどまったことが主な要因。
その一方で、既存店の売上げが前年同期比99.8%の予想に対し100.4%を記録するなど、実態は好調に推移している。そのため、営業利益は予想の1億9400万円を上回り2億3700万円(同2億6400万円)への上振れとなった。
つれて8月中間決算の増減の数字をそのままスライドし、2月通期についても、売上げを125億5700万円から124億9300万円(前期120億8900万円)へ減額し、営業利益を3億2400万円から3億6700万円(同3億4400万円)に増額した。
同社は、一汁三菜をコンセプトに、旬の素材を使った高品質と美味しさにこだわった定食屋業態「街かど屋」を事業の柱に、できたてメニューにこだわったカフェテリア業態「ザめしや」等の既存店舗の強化と、店舗開発及び不採算店舗の撤退を進めている。
そして今、将来のさらなる飛躍に向けて、新しい業態、新しい地域への進出を目指している。変化する時代のニーズにいち早く応えることで、確かな成長を実現していく方針だ。和食見直しの流れに乗り、戻り相場継続の方向が予想される。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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