NY原油先物週間見通し:やや強含みを予想、冬場に向けた需要増加観測で

2013年12月7日 19:08

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記事提供元:フィスコ

*19:08JST NY原油先物週間見通し:やや強含みを予想、冬場に向けた需要増加観測で
■NY原油先物
安値:92.56ドル
高値:98.07ドル
終値:97.65ドル
前週末比(騰落率):5.32%

■上昇、原油在庫の減少で

NY原油先物価格は上昇した。米石油協会(API)統計で原油在庫が急減したこと、米エネルギー情報局(EIA)で原油在庫が急減したことなどから、上昇した。石油輸出国機構(OPEC)が、2014年に在庫増加による原油価格下落を防ぐために減産するのではないか、との観測も買い要因となった。


■やや強含みを予想、冬場に向けた需要増加観測で

想定レンジ:95.00~100.00ドル

NY原油先物価格はやや強含みに推移すると予想する。冬場に向けた原油需要の増加観測を受けて石油精製設備の稼働率が上昇しつつあり、原油価格の重石となってきた原油在庫が減少しつつある。米国の景況感の改善観測が高まっていること、シリア情勢などへの懸念が払拭されないことで下げ渋る展開を予想する。《FA》

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