日立ハイテク、中国・蘇州市の新工場が稼働開始 生産能力を増強

2013年12月6日 12:20

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日立ハイテクノロジーズが公開した新工場建屋の外観

日立ハイテクノロジーズが公開した新工場建屋の外観[写真拡大]

 日立ハイテクノロジーズは6日、中国の蘇州市に建設した新工場建屋に100%製造子会社の日立儀器(蘇州)(HIS)が移転し、同日稼動を開始したと発表した。総投資額は約12億円で、生産能力の増強を図る。

 新工場では、医用分析装置・電子顕微鏡のユニット組立や医用分析装置の消耗品などの生産能力を増強し、今後の事業拡大を見据えた海外製造拠点としての役割を担っていくという。

 新工場は、旧工場から約10km離れた蘇州市内の工業区域に位置し、地上3階建て。建築延面積は旧工場の約2.5倍となる20,000平方メートル。工場内の物流動線の単純化による生産効率の改善で、約20%のリードタイム短縮を図るとともに、機械加工職場の拡充による品質向上と原価低減などを推進していくという。

 また、事業規模の拡大に向けて生産品目の拡充を検討するとともに、中国での生産一貫体制の構築を見据えた製造技術力の向上も図っていくとしている。

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