経済復興を熱望するデトロイトでテクノフェス【DEMF】が復活

2013年11月22日 19:45

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記事提供元:Billboard JAPAN

 【デトロイト・エレクトロニック・ミュージック・フェスティバル(DEMF)】のオリジナル・オーガナイザーの一人であるキャロル・マービンが、同エレクトロ・ダンスミュージック・フェスティバルをデトロイトに復活させることを発表した。2014年7月4日にNFLデトロイト・ライオンズのホームスタジアムであるフォード・フィールドで開催するという。

 【DEMF】は2000年以降、名称を【ムーブメント・エレクトロニック・ミュージック・フェスティバル】に変え、5月のメモリアルデーの週末3日間にかけて、名前は変われどイベントのスピリットは受け継がれながら開催されてきた。【ムーブメント~】を主催するPaxahauは、来年は5月24~26日に開催するとしている。

 11月20日朝の記者会見でマービンは、【DEMF】が【ムーブメント~】から離れた新しいイベントとして生まれ変わると発表。「デトロイトのような都市では10個ぐらいのエレクトロニック・ミュージック・フェスティバルをやるべきであり、同フェスもその仲間入りをする」と話し、デトロイトがテクノ・ミュージック発祥の地であることに触れた。

 わずか6週間の間隔で行なわれる2つのテクノ・フェスをデトロイト市が後援できるかどうかは分からない。また、新しい【DEMF】は7月4日の週末に予定しているシカゴの【ウェイブフロント・ミュージック・フェスティバル】とも競合しそうだ。【ムーブメント~】はここ6年の成功に勢いをつけている一方、【DEMF】は名前を受け継いでおり、復興のシンボルを熱望するデトロイトにとって無視できるものではないだろう。

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