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古河電工、送受電部を小型化できるワイヤレス電力伝送システムを開発
古河電気工業は21日、小型・薄型でフレキシブルな電力伝送部を特徴とするワイヤレス電力伝送システムを開発し、実証実験に成功したと発表した。[写真拡大]
古河電気工業は21日、小型・薄型でフレキシブルな電力伝送部を特徴とするワイヤレス電力伝送システムを開発し、実証実験に成功したと発表した。
今回のワイヤレス電力伝送システムは、電力伝送用電極を、薄型でフレキシブルな導電性材で構成できるのが特徴。電極を搭載する機器の意匠性を高めたり、小型・軽量化することができる。
また、伝送方式をより高周波化することで、送電部・受電部も小型化が図れるため、ワイヤレス充電システム全体を小型・軽量化できる。
今回の実証実験では、約200mm角(アルミ製、重量200g以下)の電極で、1kWの送電に成功した。伝送距離50mm以上、伝送効率90%以上、伝送周波数は、27.12MHzを実現した。
同社によると、来年度には3kWクラスの電力伝送が伝送距離300mmまでは可能になる見込み。今後も実用化に向けた検証実験を進め、より大電力が必要な充電システムや家庭向けを含む幅広い充電システムへの参入を目指して行くという。
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