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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】立花エレテックは水準切り上げる展開、依然として指標面に割安感あり上値追い
電機・電子技術商社の立花エレテック <8159> の株価は水準切り上げの展開が続いている。今期(14年3月期)好業績や指標面の割安感に加えて、アベノミクス経済対策の国内設備投資関連も支援材料であり、上値を追う展開だろう。
FAシステム事業、半導体デバイス事業を主力として、施設事業、情報通信事業、ソリューション事業などを展開し、13年4月には金属加工の製造受託(MMS)と電子機器の製造受託(EMS)を統合してMS(マニュファクチャリング・サービス)事業を新設した。技術商社の強みを活かしてアジアでの海外ビジネス基盤の確立、グループシナジーの強化、MS事業の拡大、徹底した営業力強化と体質改善の推進を重点戦略としている。
M&A戦略も積極化している。10年にはFA機器専門商社の大電社を完全子会社化、12年6月には関東圏地盤でFA機器専門商社の高木商会と資本・業務提携した。13年2月には、ルネサスエレクトロニクス <6723> の販売子会社からコンポーネント事業と半導体製品再販事業の移管を受けて、立花デバイスコンポーネントを設立した。
11月6日に発表した第2四半期累計(4月~9月)連結業績は前年同期比12.7%増収、同17.8%営業増益、同26.7%経常増益、同41.6%最終増益だった。セグメント別に見ると、FAシステム事業は配電制御機器やレーザー加工機などの好調で同9.2%増収、半導体デバイス事業は立花デバイスコンポーネントの連結が寄与して同14.5%増収、施設事業はルームエアコンが大幅に増加して同22.4%増収、情報通信事業はシンクライアント端末が低調で同3.4%減収、その他事業は産業用太陽光発電システムが増加して同46.2%増収だった。
通期見通しは11月6日に増額修正した。売上高は20億円増額して前期比8.2%増の1340億円、営業利益は2億60百万円増額して同22.6%増の35億円、経常利益は5億円増額して同12.1%増の46億円、純利益は3億円増額して同10.8%増の31億円としている。第2四半期累計が計画を上回ったことに加えて、持続的な内需の拡大を背景に堅調な受注が見込まれるようだ。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.9%、営業利益が49.6%、経常利益が52.7%、純利益が54.1%である。自動車関連などの好調に加えて、白物家電向けマイコン関連なども期後半に向けて回復傾向を強めるだろう。アベノミクス経済対策による国内設備投資需要も期待される。通期再増額の可能性がありそうだ。
株価の動きを見ると、水準を切り上げて年初来高値を更新する展開が続いている。11月6日には年初来高値1244円まで上伸する場面もあった。足元は上げ一服の形だが、下値は着実に切り上げている。強基調に変化はないだろう。
11月19日の終値1172円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円19銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1925円77銭で算出)は0.6倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。依然として指標面に割安感があり、設備投資関連のテーマ性も支援材料だ。自律的な短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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