【中国から探る日本株】モバイルショッピング急成長、アリババ系の淘宝が圧倒的シェア

2013年11月19日 08:01

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記事提供元:フィスコ


*08:02JST 【中国から探る日本株】モバイルショッピング急成長、アリババ系の淘宝が圧倒的シェア
スマートフォンの普及などを背景に、中国のモバイルショッピング市場が急成長している。調査会社アイリサーチがこのほど発表した最新リポートによると、中国のモバイルEC(電子商取引)売上高は今年7-9月期に前年同期比2.4倍の433億4000万元(約6930億円)に達した。前期比でも15.5%増と堅調に伸び、オンラインEC全体の成長率を上回った。

アイリサーチでは、モバイル端末の利用者の増加がこうした急成長の主因だと指摘。また、ECサイトが経常的にセールを行うことで、「時間つぶし」としてのモバイルショッピングの利用も増えているとした。

一方、プラットホーム別の売り上げシェアを見ると、電子商取引大手アリババ・グループ系列の淘宝(タオバオ)が76.6%と他社を圧倒。2位は家電ECサイトを運営する京東だが、そのシェアは6.0%にとどまり、淘宝に大きく水をあけられている。世界的大手の米アマゾンにいたってはシェア0.6%と、中国勢に全く敵わない状況となっている。

中国のスマホユーザーは今年6月時点で4億5000万人(アイメディア・リサーチ調べ)。携帯電話ユーザー全体の12億人に対して、まだまだ伸びしろがあると言えるだろう。今後もスマホへの乗り換えが進むと予測される中、モバイルショッピングの売上高も高成長を維持するとみられている。

なお、淘宝の親会社であるアリババは新規株式公開(IPO)を計画しているが、その企業価値において最大のウエートを占めるのが淘宝だと指摘されている。スマホやパソコンを通じたオンライン通販の成長が今後も淘宝のバリュエーションを押し上げる見通しだ。ちなみにアリババには、ソフトバンク<9984>が出資している。《NT》

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