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週刊ダイヤモンド今週号より~預金危機に備えた「守り」の資産運用術アラカルト
*08:01JST 週刊ダイヤモンド今週号より~預金危機に備えた「守り」の資産運用術アラカルト
デフレ時代には、預金は持っているだけで実質価値が増えましたが、今後インフレが進むとすれば、預金は逆に目減りするリスク資産に変貌します。名目1000万円の資産を持っている場合、物価上昇率が一定と仮定すれば、インフレ率1%で30年後には742万円、2%では552万円と半分まで目減りする計算となります。
今週号の週刊ダイヤモンドでは、預金の危機が叫ばれる中でも元本割れを恐れて預金を投資に振り向けるのをためらっている読者を想定し、資産を減らさないことに重点を置いた「守り」の資産運用術を伝授しています。投資の目的を見極めた「タイプ別資産運用術」や投資信託選びのポイント、投資商品ランキング、いま話題の“NISA”活用法に至るまでを徹底解説しています。
アベノミクス相場で昨年末から日本の株式市場が盛り上がっています。この波に乗って短期売買でもうけた投資家も多いかもしれませんが、特集が注目する「守りの資産運用」の観点からはこの投資行動は推奨できません。
ここで大事なのは、分散投資によってリスクとリターンのバランスを取ること。記事では、長期的なリターンの小さい国内株式、上下の振れ幅の大きいJ-REITなどにまとめて投資するのを避け、国内や海外および株式、債券、J-REITなどの資産をうまく分配させたポートフォリオをいくつか提示しています。
例えば、元本割れしないことを最優先させたポートフォリオでは、「国内債券90%、J-REIT10%」で元本の最大下落幅がゼロ、期待リターンが1.9%となっています。一方、投資家がリスクを選好する立場にあれば、全額を新興国株式に投資すれば期待リターンは8.0%に跳ね上がりますが、同時に元本割れリスクは40%に上昇します。
投資信託を選ぶときのポイントとは何でしょうか?記事ではコスト、リスク、リターンのうち、自分でコントロールできるコストが最も重要だと説いています。リスクとリターンについては過去の運用実績をチェックすることが重要で、特に直近1年間の短期ではなく、5年、10年という長期的な運用実績を比較することが「守りの資産運用」では大事とされています。
特集では、最近注目を集めているNISAの活用法についても伝授。NISA口座では購入した商品を売却した場合、その枠を再利用することができないため、自分で資産をリバランスできなくなっています。このため、業界が進める「バランス型」投信がNISAに向け可能性があると記事は指摘しています。ただ、2008年のリーマンショック時に、こうした投信はリスクを抑えられずに大打撃を受けたほか、現在販売されている商品には運用実績の思わしくないものもあり、あくまで実績をよく吟味した上での投資を勧めています。《NT》
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