【アナリスト水田雅展の銘柄分析】朝日ラバーは急動意の反動調整一巡、第2四半期累計業績発表で再動意の可能性

2013年11月12日 09:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  車載照明用ゴム製品の朝日ラバー <5162> (JQS)の株価は、9月末の急動意後の反動局面だが、早くも調整が一巡して反発の動きを強めている。11月13日に第2四半期累計(4月~9月)の業績発表を予定しており、再動意の可能性もあるだろう。

  自動車向けなど工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)や医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓)も展開している。シリコーンゴムをベースにした製品開発に強みを持ち、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」などを主力製品としている。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは、8月9日に第2四半期累計を増額したが、通期見通しは据え置いて売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。米国自動車市場の好調で車載用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調だ。スポーツ用なども顧客側の在庫調整の影響が一巡して堅調だ。円安メリットも考慮すれば通期も増額の可能性が高いだろう。

  なお9月24日に単元株式数の変更を発表した。効力発生日12月2日で現行の単元株式数500株を100株に変更する。

  株価の動きを見ると、概ね280円~300円近辺の狭いレンジでのボックス展開だったが、9月30日に動意付いて362円まで急伸した。その後は急騰の反動局面となって10月18日に305円まで調整したが、足元では再び水準切り上げの動きを強めている。反動調整が一巡したようだ。

  11月11日の終値326円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.5倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインであり、週足チャートで見てもボックスレンジから上放れて水準を切り上げた形だ。通期増額の可能性に加えて、指標面の低PBRにも依然として見直し余地が大きい。再動意で9月末の高値を試す可能性がありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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