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「味スタ」こと「味の素スタジアム」のネーミングライツ契約更新、2014年から5年間で10億円
2001年にオープンした「味の素スタジアム」は東京・調布市にあり、アクセスは京王線「飛田給駅」が便利。観客約5万人のキャパシティを持つ。[写真拡大]
完成した当時のサッカー場は「東京スタジアム」という名称だった。確かに国道20号「甲州街道」の交差点信号機の名称表記も「東京スタジアム」だった。
その公共の施設であるサッカースタジアム(現実には多目的スタジアム)に、日本で初めてネーミングライツを導入したのが、このスタジアムなのだ。
そもそも「ネーミングライツ」って「何だ?」というと、「命名権」という言葉にぶつかる。が、ここで言う、スポーツ施設に関連した言葉で解説するなら、1980年代にアメリカで始まった商売らしい。つまり、「スポーツ施設などの大規模な建設物の運用などに、スポンサー企業の名称やブランドを付ける」という広告の一種だ。
現在のネーミングライツ契約では、施設所有者とスポンサー企業が直接取引を行うケースと、施設所有者とフランチャイズ契約を結んだプロチームがスポンサー企業と直接取引を行うケースがある。前者は、施設所有者の多くが公共団体であるため、施設収入を増やし納税者の負担を軽減することが目的。後者の場合、プロチームは従来のチームスポンサーからの収益を確保しつつ、命名権販売によって新たな収入源を得ることができる。
2003年3月に、東京スタジアムと味の素との間で日本で初めて「ネーミングライツ」契約が結ばれ、スタジアムの名称が「味の素スタジアム」に変わった。国道20号「甲州街道」の交差点信号機の地名表記も変わったのだった。当初の契約は、2003年から2008年の5年間で、金額は12億円だった。第二期は、2008年から2014年で14億円だった。
10月30日に交わした今回の契約更新で2014年3月から2019年2月までの期間で、その費用は10 億円となる。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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