【アナリスト水田雅展の銘柄分析】電算システムは急騰後の短期調整一巡、好業績評価して上値追い

2013年11月6日 09:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  情報サービスの電算システム <3630> の株価は、急騰後の短期調整が一巡して再動意のタイミングのようだ。今期(13年12月期)好業績見通しを評価して、上値を追う流れに変化はないだろう。

  情報サービス事業(システムソリューション、情報処理サービス、システムインテグレーション・商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始している。

  10月11日にはNTTドコモ<9437>との業務提携を発表した。「Google Apps(TM)」を中心としたGoogleの企業向けクラウドビジネスに関する戦略的パートナーとして、スマートデバイスによるクラウド活用の分野で連携し、両社のビジネス拡大を図るとしている。

  10月30日発表の第3四半期累計(1月~9月)の連結業績は前年同期比5.3%増収、同24.2%営業増益、同19.9%経常増益、同24.9%最終増益だった。セグメント別に見ると情報サービス事業は同2.3%増収だった。システムソリューションがやや低調だったが、情報処理サービスでは郵便局関連、システムインテグレーション・商品販売ではGoogle関連が順調だった。収納代行サービス事業は同8.4%増収だった。新規取引先の獲得に加えて、既存取引先の収納件数増加も寄与した。

  通期の見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。新データセンターの費用が発生するが、情報サービス事業の採算改善なども寄与して増収増益見込みだ。

  通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.6%、営業利益が72.5%、経常利益が72.3%、純利益が73.4%である。概ね順調な水準だろう。情報サービス事業、収納代行サービス事業とも順調に業容を拡大しており、来期(14年12月期)についても好業績が予想される。

  株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、10月中旬に動意付く形となり、1100円台の水準から10月15日の年初来高値1540円まで急騰した。10月11日に発表したNTTドコモとの業務提携を材料視したようだ。その後も概ね高値圏1400円~1500円近辺で堅調に推移している。

  11月5日の終値1437円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円30銭で算出)は22~23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS681円64銭で算出)は2.1倍近辺である。日足チャート見ると右肩上がりの25日移動平均線が接近して過熱感が解消された。急騰後の短期調整が一巡した形であり、好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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