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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】建設技術研究所は建設ビッグプロジェクト目白押し、押し目買い好機
建設コンサルタント大手の建設技術研究所 <9621> の株価は動意後の反動局面のようだ。ただし建設ビッグプロジェクトが目白押しという良好な事業環境を背景に好業績が予想される。上値を追う流れに変化はなく、足元の反動調整局面は押し目買いの好機だろう。
総合建設コンサルタントの大手で、河川・ダム・海岸・海洋、道路、橋梁、トンネル、都市・地方計画などの分野に強みを持ち、中期経営計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付けて、再生エネルギーを活用したスマートコミュニティ、民間資金を活用するPFI事業への取り組みも強化する方針だ。さらに農業・農村関連ビジネスへの参入を視野に入れて、新事業開発を推進する子会社CTIフロンティアを9月に立ち上げた。
10月25日発表の今期(13年12月期)第3四半期累計(1月~9月)の連結業績は前年同期比5.4%増収、同38.1%営業増益、同36.3%経常増益、同69.3%最終増益だった。受注高は同21.5%増の366億19百万円と好調だった。公共投資の増加を追い風に良好な事業環境が続いている。高水準の受注残高に加えて、売上高販管費比率が同1.0ポイント低下して大幅営業増益となった。
通期の見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.3%、営業利益が88.1%、経常利益が85.9%、純利益が93.3%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。来期(14年12月期)についても、公共投資増加が追い風となって好業績が予想される。
株価の動きを見ると10月中旬に動意付き、800円近辺の短期モミ合いから上放れの形となって5月高値883円を突破した。10月25日には年初来高値となる1010円まで上伸した。その後は反落して800円台後半まで調整している。第3四半期累計業績の発表で一旦は好材料出尽くしとなり、急騰後の反動調整局面のようだ。
11月1日の終値872円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は17~18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.6倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線に接近して下げ渋りの動きを強めている。また週足チャートで見ても13週移動平均線が接近して目先的な過熱感は解消された。上値を追う流れに変化はなく、足元の反動調整局面は押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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