【村山貢司の気象&経済歳時記】暖かい11月スタート!その分、一気に寒さが到来へ、エネルギーコストが心配

2013年11月2日 14:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  11月に入っても穏やかな陽気が続いており、木枯らし一号も例年よりやや遅くなりそうな気配である。冬物にとって寒さが早く訪れる方が良いので、冬物を扱う業者はやきもきしている状態である。日本に寒さをもたらす冬将軍=北極の寒気は現在蓄積期にあり、まもなく日本に南下を始める見込みで、季節が遅くなった分だけいっきに寒さがやってくるだろう。問題はその時期が11月中なのか12月なのかという点である。現在の予想では11月後半には寒気の第一陣が南下し、その後は平年並みの寒さになりそうだ。12月から1月にかけては平年よりも寒くなるとい予想である。

  長期予報の精度はまだ十分ではなく経済にそのまま反映することができないのが現状であるが、冬の場合、ヨーロッパと北米東部(西海岸は逆になる)それに日本の気候が連動する傾向が強い。予想のとおりになれば、冬の寒さでエネルギー需要が大きくなり、原油や天然ガスの価格が上昇する恐れがある。これが日本の景気回復の足を引っ張らなければよいのだが(気象予報士&経済評論家・村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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