【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フライトホールディングスはボックス上放れて年初来高値更新、収益改善評価して上値追い

2013年10月28日 13:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  システム開発のフライトホールディングス <3753> (東マ)の株価は、高値圏でのボックス展開から上放れて8月の高値を突破した。収益改善見通しを評価して上値追いの期待が高まるだろう。

  フライトシステムコンサルティング(旧)が13年10月1日付で、会社分割の方法で持株会社に移行してフライトホールディングスに商号変更した。事業承継した100%子会社のフライトシステムコンサルティング(新)が、システム開発などのコンサルティング&ソリューション(C&S)事業と、電子決済ソリューションなどのサービス事業を展開する。

  スマートフォンを利用した法人向けソリューションの強化、電子決済ソリューションの新製品投入、プロジェクト管理徹底などで収益改善に取り組むとともに、事業パートナーとの提携やM&Aも積極活用して新規事業領域への進出も検討するようだ。

  10月15日に、今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)の個別業績見通しの上方修正を発表した。売上高は前回予想に80百万円増額して10億80百万円、営業利益は90百万円増額して1億50百万円、経常利益は90百万円増額して1億40百万円、純利益は75百万円増額して1億30百万円となったようだ。保守的な見通しとしていた新製品のマルチ電子決済端末「インクレディスト」の販売が順調に推移しているようだ。

  通期の業績見通しについては10月1日付の持株会社移行に伴い、従来の個別ベース見通し(8月8日に増額修正)を連結ベース見通しに変更した。売上高は19億円~20億円(前期の個別は9億96百万円)、営業利益は1億15百万円~1億65百万円(同1億36百万円の赤字)、経常利益は1億円~1億50百万円(同1億83百万円の赤字)、純利益は94百万円~1億40百万円(同2億05百万円の赤字)としている。新製品「インクレディスト」の好調や電子決済ソリューションの大型案件の寄与で収益が大幅に改善する。

  株価の動き(10月1日付で株式100分割のため修正株価)を見ると、8月高値後は概ね400円~550円近辺のレンジでボックス展開だったが、第2四半期累計業績の上方修正を好感する形で水準を切り上げた。そして10月25日にはストップ高水準の656円まで急騰し、8月16日の高値650円を突破して年初来高値を更新した。さらに、週明け28日もストップ高の758円と買われている。収益改善を評価してボックスレンジから一気に上放れる動きだ。

  10月25日の終値656円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の中間値のEPS13円79銭で算出)は48倍近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮したBPS14円62銭で算出)は45倍近辺である。10月25日の急騰で目先的には過熱感を強める形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げ、強基調の形である。収益改善見通しを評価して上値追いの期待が高まるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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