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【今日の言葉】政府の賃上げ要求に2つの印象
記事提供元:日本インタビュ新聞社
『政府の賃上げ要求に2つの印象』=政府の強い意向を受けて、前週、経団連が企業に対し賃上げを求め始めている。これに対し、多くの人は次のような印象を抱いたのではなかろうか。(1)『賃上げは組合が要求するものではなかったのか。いつから逆転したのか。これからもこういう状態が続くのだろうか』、(2)『政府の要求が強まると企業側は萎縮し慎重になるのではなかろうか』――と。
とくに、マーケットでは、これから9月中間決算の発表が本格化するだけに、経営者が慎重となって今3月期通期見通しを控えめに出すのではないかと警戒感を強めている。エネルギー問題や高齢化で国内消費構造が大きく変わっていることから賃金を少し上げたくらいでは消費は増えない心配がる。結果、毎年、大きい要求となる可能性があり、経営者にとっては賃上げのコストアップのリスクに備えなくてはいけなくなり、楽観的な予想数字は出し難くなるということだ。マーケットは政府発の賃上げ要求を織り込みかねているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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