【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キムラユニティーは5月高値接近、中間業績増額で一段高へ

2013年10月11日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  総合物流サービスのキムラユニティー <9368> の株価は戻り高値圏でのモミ合い展開から上放れの動きを強めている。10月9日に発表した中間業績の増額修正も好感する動きであり、5月の高値を突破すれば一段高の展開となりそうだ。

  トヨタ自動車 <7203> の補給部品・KD包装を主力とする総合物流サービス企業である。物流サービス事業を主力として、車両リースやメンテナンスなどの自動車サービス事業、情報サービス事業、その他事業(太陽光発電による売電サービスなど)も展開している。

  トヨタ自動車の海外生産拡大に合わせて中国など海外展開を加速するとともに、物流請負のNLS(ニューロジスティクスサービス)でも新規顧客開拓と生産性改善を強化している。NLSはネット通販市場の拡大も追い風であり、中期成長期待が強い。

  10月9日に今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績の増額修正を発表した。売上高は1億90百万円増額して197億円(前年同期比2.6%増)、営業利益は90百万円増額して7億80百万円(同58.2%増)、経常利益は2億50百万円増額して10億円(同75.1%増)、純利益は1億40百万円増額して6億円(同74.4%増)とした。

  トヨタ自動車の生産台数増加、NLSの物流量増加と生産性改善、米国子会社の受注増加による収益改善など、主力の物流サービス事業が順調に推移し、円安進行に伴う為替差益計上も寄与する。通期の見通しについては現在精査中で、10月25日予定の第2四半期業績発表時に公表するとしている。第2四半期累計の増額修正に伴って通期も増額の可能性が高いだろう。

  なお9月27日には米国子会社が、カナダの大手自動車部品メーカーMAGNAグループのDRIVE社から倉庫内物流を受注したことに伴い、今後の物量拡大に向けて倉庫の新設を決議したと発表している。対象設備の稼働開始は14年7月以降だが、本件設備投資の対象になる売上高は年額で4百万ドルの見込みだ。

  株価の動きを見ると、戻り高値圏でのモミ合い展開から上放れの動きを強めて5月高値に接近している。9月19日に5月以来となる1000円台を回復し、9月20日には1013円まで上伸した。その後は全般地合い悪化も影響して一旦は960円近辺まで調整する場面があったが、10月9日発表の中間業績の増額修正を好感して10月10日には終値で1000円台を回復した。

  10月10日の終値1009円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円86銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1812円82銭で算出)は0.6倍近辺である。

  日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線をすぐに回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなっている。強基調の形だろう。5月の高値1030円は射程圏であり、5月高値を突破すれば一段高の展開となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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