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【今日の言葉】信用買いの6ヶ月期日
『信用買いの6ヶ月期日』=信用取引の期日到来がマーケットの圧迫要因となっており、8日(火)の日経平均は4営業日続落となっている。
信用取引は、顧客が証券会社から『お金』、『株券』を借りて株式の売り買いを行う行為で、前者を『信用買い』、後者を一般に『空売り』という。現在、信用買いに対する返済期限が迫っていることで処分売りが出始めている。
信用買いは、たとえば1000万円相当の銘柄を買いたい場合、1000万円の手持資金がなくても3割ていどの保証金を差し入れることで1000万円相当の銘柄が買える。住宅ローンなどにも似ている。
ただ、住宅ローンのように20~30年という返済期間とは違って、株買いでは6ヶ月まで(制度信用)となっている。当然、借りたお金には利息がかかる。言うまでもなく、少ない資金で投資できることから株価が上がれば儲けは大きいが、逆に値下がりした場合の損は大きくなる。
しかも、返済期日が来ると処分を迫られる。日経平均が今年5月23日に高値1万5942円(場中値)をつけた前後に1日当り60~70億株の大商いとなっており、この時、信用買いの取引もそうとう多かったものとみられている。
高値から6ヶ月目が11月に迫っている。当然、この処分売りを安く仕込もうとする動きもあるわけで、これから1ヶ月ていど厳しい駆け引きが続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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