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米株式:下落、ハイヤーロー破る
*23:38JST 米株式:下落、ハイヤーロー破る
米株式市場
S&P500は週初9月30日にギャップダウンした以降、日中安値が前日安値を下回らないハイヤーローを2日まで形成していたが、これを破り3日は2日の安値を下回っている。また、これまでの上昇を牽引していたラッセル2000が3日の下げの動きをリードしている。
予算案と債務上限問題が続くなか、ルー財務長官は再度下院議長に書簡を送り、17日に枯渇することを強調。だが、同財務長官、リード上院院内総務、大統領3人共に債務上限への交渉の意思がないことを再三に渡り述べている。大統領は2日夕方に明らかになったインタビューの内容で「如何なることにも交渉の準備がある」と発言していたが、これに反して大統領が2日夕方に議会の有力者(共和党のベイナー下院議長、マコネル上院議員、民主党のリード上院院内総務、ペロシ下院内総務)をホワイトハウスに招待した協議では、オバマ大統領が再度交渉の意思がないことを明らかにしていたとベイナー下院議長は発言している。一向に問題解決の兆しが見えないとも見えるものの、一方で下院共和党員の間では一時程の結束力が薄れていることも報じられている。
大統領は先のインタビューで、「債務不履行に陥れば金融的なカタストロフィーを招く」とも発言、3日は財務省も「米国債の債務不履行はカタストロッフィク」と警告しているが、両党有力者と大統領による駆け引きは続いている。米国のクレジット・デフォルト・スワップは9月末から急伸しているが、米国が債務不履行に陥る可能性を見込んでいるモデルは依然極端に低く、PIMCOのグロス氏は2日「財務省は資金を調達することは可能な為にデフォルトの可能性は100万分の1の確率」としていた。
マクロ経済においては、4日に9月雇用統計が発表されないなかで、民間のデータではISM非製造業の雇用が8月の57.0から52.7に大幅に低下している。雇用統計に関しては、依然延期後の発表日は決まっていないもよう。
2013年の株式市場の上昇を下支えしている連銀動向では、2週間前の9月18日に毎月850億ドルでの資産購入維持を発表した以降初めてとなるバーナンキ議長による発言が2日午後から行われたが、セントルイスでコミュニケーション・バンキングに関する講演で、Q&Aはなく金融政策に関する発言はなかった。14年1月で任期を終えた後の退任が見込まれているバーナンキ議長の後任の行方に関してはイエレン現副議長が最有力視される中で、1日の講演がキャンセルした後にこの行方に関しては大きな動きは見られない。本日は投票権を持たないサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁、アトランタ連銀のロックハート総裁、ダラス連銀総裁のフィッシャー総裁、パウエル理事が発言を予定している。
個別銘柄では、カルバン・クラインなどを傘下にもつアパレルのPVH(PVH)の業績見通しが市場予想を上回っている。
S&P 500は15.45安の15004.18前後で推移、ナスダック総合指数36.22ポイント安の3778.80ポイント、ダウ平均株価は128.96ドル安の15004.18ドル前後で推移、。(日本時間23時25分時点)。《KG》
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