ミクシィ:今期黒字予想から一転26億円の最終赤字に下方修正、年間配当も無配へ、役員の減俸を発表

2013年10月1日 17:33

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【10月1日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ミクシィ(東マ:2121)は1日、2014年3月期の通期連結業績予想を修正し、純損益を前回予想の5-11億円の黒字から26億円の赤字へ引き下げた。前期は16億円の黒字。課金売上高の拡大を図るべくリニューアルしたスマートフォン版「mixiゲーム」が、当初の計画を下回って推移していることが主な要因。「ノハナ」やスマートフォン用ネイティブゲームといった新規事業への先行投資、繰延税金資産を6億円取り崩すことも影響する。

 売上高は同120-135億円から前期比37%減の80億円に、営業損益は同10-20億円の黒字から16億円の赤字(前期は25億円の黒字)に、経常利益は同10-20億円の黒字から17億円の赤字(同26億円の黒字)に、それぞれ引き下げた。

 また、これまで12円としていた期末配当予想を引き下げ、無配と発表しており、市場ではネガティブに受け止められそうだ。なお、同社では今回の下方修正に関して経営責任を明確にするためとし、役員報酬の減額も合わせて発表した。2013年10月-2014年3月までの6カ月間、取締役(社外取締役を除く)の報酬月額の20-100%を減額するという。【了】

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