押し目買い意識も消費増税の決断をみてからか/ランチタイムコメント

2013年9月30日 11:52

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:53JST 押し目買い意識も消費増税の決断をみてからか
 日経平均は大幅に続落。254.34円安の14505.73円(出来高概算13億1000万株)で前場の取引を終えている。米政府機関の閉鎖が濃厚と伝えられるなか、金融市場の混乱が警戒されている。円相場は1ドル97円台後半と先週末の水準から円高に振れていることも手掛けづらくさせていた。シカゴ日経225先物が弱含みで推移するなか、これにサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンに。
 ただし、明日の短観9月調査の結果を受けて、安倍首相が消費増税を決断するかを見極めたいとの様子見ムードが強く、売り一巡後は狭いレンジでの取引に。また、主要銘柄は軒並み弱含みとなるなか、ノーベル賞候補への思惑材料や電線地中化、鉄道鉄橋補修、3Dプリンターといったテーマ銘柄の一角に短期筋の資金が集中。
 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の8割を超えている。セクターでは電力ガスが小幅にプラスに転じる半面、証券、海運、その他金融、ゴム製品、鉄鋼、銀行などの弱さが目立つ。
 米政府機関の閉鎖が濃厚と伝えられるなか、ギャップ・ダウンの展開となった。米政府機関の閉鎖はこれまでもあったことで、影響は限られるとの見方もある。しかし、安倍首相による消費増税の決断を見極めたいとするなか、結果をみてからでも遅くないとの見方が大勢のようだ。
 大引けにかけては月末ドレッシングなどが意識されるため、下げ渋りの動きが強まる可能性はある。また、為替市場では対ドル、対ユーロともに円安に振れてきており、若干の修正リバウンドに期待したいところ。もっとも、全体相場の切り返しは期待しづらく、材料株物色が中心の状況は続きそうである。(村瀬智一)《FA》

関連記事