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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノは年初来高値更新が秒読み局面
アンカー大手のサンコーテクノ <3435> (JQS)の株価が動意付いて5月高値に接近している。20年東京夏季五輪やリニア中央新幹線など建設ビッグプロジェクトも支援材料であり、好業績を評価して上値を試すだろう。
ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類であり、需要は震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となる。さらにメガソーラーの増加で太陽光発電架台設置用も好調である。
■9月中間期と通期見通しを増額、1株利益149.9円へ
9月13日に今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)および通期の連結業績見通しを増額修正した。ファスニング事業で主力のあと施工アンカー、リニューアル事業で太陽光関連商材の受注が想定以上に好調のようだ。高付加価値製品の販売増や、販管費の抑制なども寄与する。
通期見通しについては、売上高が3億40百万円増額して前期比8.1%増の163億40百万円、営業利益が1億70百万円増額して同23.4%増の10億70百万円、経常利益が1億50百万円増額して同22.6%増の10億30百万円、純利益が82百万円増額して同37.7%増の6億10百万円とした。第2四半期累計の増額分を上乗せした形であり、通期再増額の可能性があるだろう。
株価の動き(効力発生日10月1日で株式2分割のため修正株価)を見ると、直近安値圏の1200円近辺で調整が一巡して急反発した。9月18日と9月25日には1590円まで上伸する場面があり、5月の高値1645円に接近している。9月13日発表の今期増額修正も刺激材料となり、好業績を見直す動きが強まっているようだ。
9月27日の終値1570円を指標面(株式2分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円90銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績に株式2分割を考慮した連結BPS1757円28銭で算出)は0.9倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線に対するプラス乖離率が広がり、目先的にはやや過熱感もあるが、週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破して、強基調に転換した形だ。指標面に割高感はなく、過熱感を冷ますための短期調整を挟みながら上値を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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