関連記事
リニア建設は安全第一で
記事提供元:フィスコ
*15:07JST リニア建設は安全第一で
JR東海<9022>の山田佳臣社長は11日の定例会見で、東京・品川—名古屋で2027年に開業を目指すリニア中央新幹線について、2020年開催の五輪には間に合わせるのは事実上無理との見方を示した。
経団連の米倉弘昌会長などから前倒し開業に期待する声が上がっている状況を踏まえての発言だ。
山田社長は前倒し開業について「名古屋や東京のターミナル駅建設や南アルプスのトンネル工事は2桁の年数がかかる。部分的な開業も含め到底難しい」と指摘した。その上で、五輪期間中のリニアのPRとして、海外から来られる方に山梨県の実験線区間を利用した体験乗車を活用する考えを示した。
また、山田社長は東京−名古屋間の詳細なルートや中間駅の位置などを盛り込んだリニアの環境影響評価(アセスメント)準備書を、18日に関係自治体に説明すると明らかにした。
準備書は1400ページで、全文をJR東海のホームページで閲覧できるようにする。その後1カ月間、沿線約90カ所で住民説明会などを開いて理解を求め、来年の着工を目指す。
五輪開催が決まり、日本が全体的に少し浮き足立っているが、それに流されることなく、きちんと工期を見定めた山田社長の発言には信頼がおけると言えるだろう。
国民の期待を裏切らず、速度・走行区間だけでなく「世界一」安全な鉄道の実現を目指して欲しい。《YU》
スポンサードリンク

