【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコは5月1日以来の600円に接近、アウトドア・スポーツに五輪効果期待

2013年9月12日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ <7501> (JQS)の株価は、ボックス展開から上放れの動きを強めている。世界文化遺産登録の富士山関連やアウトドア・スポーツブームが支援材料であり、20年東京五輪関連とも言えそうだ。

  フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品は一部地域での放射線風評被害の影響を残しているが、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

  今期(13年11月期)の業績(非連結)見通しは、第2四半期累計(12年12月~13年5月)が減収、営業赤字だったことを受けて通期見通しを減額修正し、売上高が前期比4.5%増の29億29百万円、営業利益が23百万円(前期は6百万円の赤字)、経常利益が29百万円(同3百万円の黒字)、純利益が10百万円(同79百万円の赤字)としている。

  フィッシング関連は1月~3月の寒波による悪天候の影響などもあり、ルアー用品の販売が苦戦している。しかし富士山の世界文化遺産登録や20年東京五輪決定などで、登山・アウトドア・スポーツなどのブームの盛り上がりが予想される。福島第一原発の汚染水問題が解決に向けて動き出せば一段の追い風となり、来期(14年11月期)の収益改善が期待されるだろう。

■PBRはわずか0.2倍、見直し余地大きい

  株価の動きを見ると、6月以降は概ね550円~580円近辺でのボックス展開だったが、足元では580円台に乗せて下値を切り上げる形となり、ボックスレンジから上放れの動きを強めている。調整が一巡したようだ。

  9月11日の終値584円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS3円55銭で算出)は165倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜き、強基調へ転換する動きのようだ。低PBRにも見直し余地があり、出直りが期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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