【株式評論家の視点】デリカフーズは野菜見直しの機運にのり評価はさらなる高みに

2013年9月10日 10:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  デリカフーズ <3392> (東2)は8月下旬に一気に上放れ、9月2日に590円の年初来高値に進み、以後も高値圏で頑強な動きを続けている。人気化のきっかけは8月26日午後2時に今2014年3月期から株主優待制度を導入すると発表したこと。毎年9月30日現在の株主に対し、100株以上保有で1500円相当の野菜の詰め合わせを贈呈。500株以上では3000円相当の野菜・果実の詰め合わせを贈呈する。今期は年14円配当予想なので、株主にとっては大幅な利益還元と受け止められたようだ。

  その前、8月12日に発表された今3月期の第1四半期の好調も、株価見直しの伏線として機能した。売上げは62億5500万円(前年同期比2.7%増)、営業利益2億700万円(同22.0%増)と、増収、増益決算となった。

  同社は、業務用カット野菜などを販売している。外食産業、中食(持ち帰り弁当やそう菜など、家庭で食事をするための食品および食材)産業向けなどに、ホール野菜(カットされていない野菜のこと)の販売と、カット野菜の製造・販売を主に手がける。

  ファミリーレストラン、ファストフード、居酒屋などの顧客に対し青果物の機能性研究の成果を活かしたメニューを提案するなど、提案型営業を推し進めている。これまで、継続的に取り組んできた食品安全の確保ならびに品質保証・危機管理などのリスク管理体制について、消費者の受け入れが進んでいることも、カット野菜の売上げ増につながっている。

  通期については、従来の売上げ250億円(前期比3.2%増)、営業利益6億4100万円(同5.3%減)の見通しを据え置いた。しかし、第1四半期の好調、工場稼働についての費用を高めに見るなどの状況に照らし、アナリスト筋には今期増益確保の見方も出始めている。高齢化時代の到来に伴い、医療の視点からん野菜見直しの機運が強まっており、同社の評価もさらなる高みに進むことが予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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