欧米為替見通し:ウィリアム米サンフランシスコ地区連銀総裁の発言に要注目へ

2013年9月9日 17:13

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記事提供元:フィスコ


*17:13JST 欧米為替見通し:ウィリアム米サンフランシスコ地区連銀総裁の発言に要注目へ

本日9日の欧米市場のドル・円は、米国8月の雇用統計を受けて、ハト派のウィリアム米サンフランシスコ地区連銀総裁の発言に注目する展開となる。

テクニカル分析では、ドル・円は先日「三角保ち合い」を上放れて目標値108円84銭が点灯したが、日経平均株価は、本日「三角保ち合い」を上放れて目標値17589円が点灯したことで、安倍トレード(日本株買い・円売り)が再開する可能性が高まりつつある。

米国8月の失業率は7.3%まで低下し、資産購入プログラム縮小の目安となる7.0%へ接近した。しかしながら、非農業部門雇用者数は前月比+16.9万人の増加に留まり、過去6ヶ月の平均増加幅は+16万人となり、資産購入プログラム縮小の目安となる過去6ヶ月平均+20万人を下回った。

17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、資産購入プログラムの縮小(50-100億ドル)が予想されており、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、「固定金利・金額無制限」のリバースレポの導入も協議されている。

FOMCの1週間前からブラックアウト期間となり、金融政策に関する発言は禁止されることで、ハト派のウィリアム米サンフランシスコ地区連銀総裁の発言に注目することになる。

今後のリスクシナリオは、米国議会が英国議会同様に、シリアへの軍事介入を承認しなかった場合となる。オバマ米大統領は、アサド・シリア大統領が「レッドライン(越えてはならない一線)」を超えた、と批判しているが、米国議会で不承認となれば、自分自身が「レッドライン」に追い込まれることになる。

米国議会での決着が着くまでは、連邦政府債務上限引き上げも協議できず、次期FRB議長の人選も先送りされ、資産購入プログラムの縮小も先送りされる可能性が高まる。

【今日の欧米市場の予定】

24:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(FRBの視点)
04:00 米・7月消費者信用残高(予想:126.50億ドル、6月:138.18億ドル)《KO》

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