東京五輪決定:景気刺激効果は限定的、「巨額債務の陰」払拭できず=中国紙

2013年9月9日 15:55

印刷

記事提供元:フィスコ


*15:55JST 東京五輪決定:景気刺激効果は限定的、「巨額債務の陰」払拭できず=中国紙
2020年夏季五輪の東京開催に伴う経済波及効果は約3兆円と推計されている。安倍晋三首相は招致決定を受け、「15年続いたデフレや縮み志向の経済を、五輪開催を起爆剤として払拭していきたい」と述べた。ただ、東京五輪の決定に沸く日本に対し、中国メディアの目は全般に冷ややか。うち人民日報系の「国際金融報」では、五輪開催による景気刺激効果は限定的との専門家の見方を伝えている。

外交部直属の教育機関、外交学院で教授を務める周永生氏は、五輪招致の決定が日本に対して一定の景気刺激効果をもたらすものの、その規模は決して大きくないとの見方だ。日本ではインフラ設備が整っており、新たに建設が必要な設備は多くないと指摘している。2008年の北京五輪が中国にもたらしたような経済効果は期待できないとした。

また、同紙では、債務負担の拡大にも警鐘を鳴らしている。2012年のロンドン五輪しかり、大会費用が当初予算をオーバーしない例は珍しいと指摘。2006年になってようやく五輪の債務を完済したモントリオール(1976年開催)の例や、五輪開催が債務危機につながったギリシャ(2004年開催)の例に言及した。《NT》

関連記事