【中国から探る日本株】中国の海運指数が3Qに上昇見通し、景気底入れで荷動き回復

2013年9月6日 08:10

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:10JST 【中国から探る日本株】中国の海運指数が3Qに上昇見通し、景気底入れで荷動き回復
中国経済の底入れに伴い、海上の荷動きも上向いている。上海国際航運研究センターが発表している中国海運景気指数(CSPI)は4-6月期に86.70となり、前の期の86.11から上昇した。同センターでは、7-9月期には91.27まで回復すると予測している。

CSPIは100を好不況の節目としており、4-6月期も引き続きこの境界線を下回ったが、昨年4-6月期以来、1年ぶりの高水準を回復。相対的な底打ち感は強まっている。また、内訳を見ると、バルク(ばら積み)貨物会社の景況感指数が低水準にとどまったものの、コンテナ会社の景況感指数は103.64と、1年ぶりに節目を上回った。

実際に中国海運大手の業績も改善している。上海と香港に重複上場する中国遠洋(チャイナ・コスコ)が先月末に発表した2013年6月中間決算は、純損益が10億元弱(約160億円)の赤字だったが、4-6月期では黒字を回復した。中国での市況の改善は、日本郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など日本の海運各社にとっても追い風となる見通し。

なお、上海国際航運研究センターは、中国海運集団などの業界大手や上海海運取引所、上海海事大学などが共同で2008年に設立。CSPIは数百社の海運会社を対象とした調査をもとに、四半期ごとに算出されている。《NT》

関連記事