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オリンパス:「過去の損失計上先送り」に関して英国重大不正捜査局が訴追
【9月4日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 オリンパス(東:7733)と同社子会社であるジャイラス社は4日、同社が2011年11月に公表した「過去の損失計上先送り」に関連して、英国重大不正捜査局から、英国2006年会社法第501条違反の嫌疑で訴追され、出頭要請を受けたと発表した。
英国2006年会社法第501条は、英国法人の決算に関連して当該法人の監査人に対して虚偽や誤解を与える説明を行うことを処罰するもの。同社およびジャイラス社に対する被疑事実は、ジャイラス社の2009年度と2010年度決算関連書類の会計監査人に対する説明が、重要な点において誤解を生じさせるもの又は虚偽のものであり、これが同法違反の罪を構成するという。
同件については、今後、英国治安判事裁判所での公判期日を経た後、更なる手続のために英国刑事法院に送致される見込み。現時点では、裁判の結果並びに同社とジャイラス社が有罪とされた場合に科されうる罰金額の水準を見積もることが困難であるため、同件が同社グループの当期以降の業績に与える影響は不明としている。今後の英国における手続の進展に伴い業績への影響が明らかとなった場合には、速やかに開示するという。【了】
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※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。
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