オバマ中東政策の行方(その1)

2013年9月4日 17:29

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:29JST オバマ中東政策の行方(その1)
昨夕、イスラエルが地中海でミサイル・システム試験を行なった。ロシアが検知の報を伝えると、円安基調にブレーキが掛かり、インド株や欧州株が下落、市場が中東情勢に神経質なところを見せた。この後、NYダウは一時100ドル超の上昇
まで買われたが、米下院指導部が限定的な軍事介入を支持する意向を示したことで、23ドル高に止まった。通常より商が膨らみ、強弱観が対立している。

そもそも米国の中東政策はどういう位置づけにあるのか。WSJ紙は「失敗に終わった米国の中東大戦略」との論評を掲載、オバマ中東政策を痛烈に批判した。それによると、オバマ政権は中東についてのグランドストラテジー(大戦略)を策定していた。穏健派のイスラム主義集団(エジプト・ムスリム同胞団、トルコ政党AKPなど)と組み、中東の民主化を進め、穏健な政党であれば有益な成果を手にすることができることを示すことで、テロリストを孤立化させることが出来るというもの。ブッシュ・テロ戦争への倦厭気分が残る中で、米民主党リベラル派が外交政策の有能な担い手であることを証明する狙いがあった。《FA》

関連記事