【編集長の視点】極東証券は急反落、証券株は利益確定売り先行も下値には増配催促買い底流

2013年9月4日 10:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  極東証券 <8706> は、46円安の1611円と3日ぶりに急反落している。きょう4日に日経平均株価が、134円安と反落してスタートしたことから利益確定売りが先行しているが、9月相場入りとともに今3月期第2四半期(2Q)期末の中間配当の配当権利取りが意識されるようになっており、下値には増配が観測されている同社の今3月期配当を基準に配当利回りを計算すると、東証第1部配当利回りランキングでトップにランクされるとして、増配催促思惑が底流している。同社は、今期業績予想も配当も未定としている。

  証券株では、水戸証券 <8622> も、増配が観測されてランキング上位にランクインしているが、利益確定売りで9円安の455円と3日ぶりに反落している。証券株は、この中小証券、準大手、大手証券ともきょう4日は、大和証券グループ本社 <8601> 、光世証券 <8617> が一時、3日続伸したほかは、いずれも3日ぶりに反落して始まっている。証券株の業績は、「アベ・トレード」による株価上昇、売買高増加により今3月期第1四半期(1Q)業績が、V字回復し、これを受けて東洋経済会社四季報夏号では軒並み増配を観測しており、8月の超閑散相場から9月の活況相場に一変している相場環境下、今後も証券株全般に下値から増配催促の買い物が再燃する展開も想定される。

  極東証券は、業績そのものが証券市場の動向に左右され、証券市況の好・不調により大きく変動されるとして、業績・配当予想を開示せず未定としており、これに代わって四半期決算の速報値を期末から10営業日以内に開示することを業績開示の基本方針としている。前3月期は、この決算速報値の開示に先立って今年3月に期末配当を発表するとともに、業績速報値の開示とともにさらに期末配当の再増配を発表、年間配当を82円(前々期実績40円)とし、株価は、2カ月弱で5月の年初来高値2225円まで2割高した。

  今期1Q業績も、前年同期比4.2倍経常増益、4.0倍純益増益とV字回復、1Qの1株利益は、3カ月で114.65円を稼ぎ出しており、その後は7月、8月と閑散相場が続いたものの、連結配当性向を50%以上とする同社の配当政策から増配が期待されている。東洋経済会社四季報夏号では、今期年間配当を85~90円と観測している。全般相場の動向次第で5月相場の再現期待を高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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