NY原油:反発で108.54ドル、シリア情勢を巡り再度供給不安が意識される

2013年9月4日 07:02

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:反発で108.54ドル、シリア情勢を巡り再度供給不安が意識される

NY原油は反発(NYMEX原油10月限終値:108.54 ↑0.60)。週末の1日に104.21ドルまで下落した後は、戻りを試した。週末から3ドル以上下げ幅を縮小し、3日午後には108.83ドルまで回復した。オバマ米大統領のシリア軍事介入決断に対し、ベイナー米下院議長(共和党)が支持を表明したことなどで、再度供給不安などが意識された格好。

海外ではシリア攻撃に関して週末にオバマ大統領が議会からの承認を得る方針であることを明らかにしているだが、下院は6日まで夏季休暇中。しかし、ベイナー下院議長は、午後前に「シリアに関するオバマ大統領の行動への呼びかけを支持」するとしている。また、民主党のぺロシ下院院内総務「化学兵器使用は無視できない」、共和党のキャンター院内総務「シリアに関してオバマ大統領を支持」と他議員もオバマ大統領支持を明らかにしている。ブレントとのスプレッドは7ドル以上にまで拡大している。

マクロ経済では、ゴールドマン・サックスが市場予想を上回る7月の建設支出を受けて第3四半期GDP予想を1.5%から1.6%に引き上げている。《KO》

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