材料系の物色も回転が利きやすい銘柄に/ランチタイムコメント

2013年9月2日 11:53

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記事提供元:フィスコ


*11:53JST 材料系の物色も回転が利きやすい銘柄に
 日経平均は反発。95.47円高の13484.33円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。シリアへの軍事介入が先送りされる格好となったことで、為替市場で大きく円高・ドル安が進むリスクは一先ず低下。また、1日に発表された8月の中国製造業PMIが予想を上回り、中国景気の改善基調が続いているとの見方などが材料視された。円相場の円高リスク後退から、トヨタ<7203>など自動車株の一角が堅調。また、個人消費の持ち直しを映し、ノンバンクの個人ローンが回復との報道を受けて、その他金融が強い。そのほか、2020年の五輪開催地の決定まで1週間に迫るなか、不動産、建設など五輪関連への物色もみられている。
 セクターでは、その他金融、不動産、建設のほか、パルプ紙、鉄鋼、食料品、その他製品などが堅調。一方で、鉱業、電力ガス、海運、精密機器、金属製品などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。
 日経平均は反発ながらも、5日線やボリンジャーバンドの-1σ辺りでの攻防となり、積極的には参加しづらいところである。ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>など指数インパクトの大きい値がさの一角が堅調であり、日経平均をけん引している格好のようだ。また、東京五輪招致への期待から大手不動産が堅調であり、全体の底堅さにつながっている。
 ただ、全体としては買い先行で始まったこともあり、短期的な値幅取り狙いのトレードも手掛けづらいところ。比較的値幅が出ている銘柄などは、個別の材料による影響とみられる。そのため、材料系の銘柄などについても、長い陽線を形成しており、回転が利きやすい銘柄に絞られてきそうである。(村瀬智一)《FA》

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